三重県にある小さな町、南伊勢町

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うえむらえいじ
上村栄司
一九六八年二月二十二日生まれ
三重県南伊勢町(旧南島町)阿曽浦に生まれ、高校を卒業後、両親が営んでいたあこや真珠養殖の世界へ飛び込みました。
一から養殖の技術を学び、始めの頃は一日頑張っても400個位しか出来なかった核入れが、多い日には一日で1200個を達成するほど、上達し両親が喜んでくれたのを覚えています。
一日の核入れ
400個

1200個
核入れをした後も自然を相手に大変な作業やお世話が待っていました。
ようやく時期が来て取り出した真珠は、丸くて綺麗な優等生だけが評価されるという現実を目の当たりにしました。沢山できるはずの真珠が一部しか認められない。どの真珠も同じようにお世話をし、取り出すために母貝は命の終わりを迎えています。だからこそ真ん丸になれなかった真珠も個性的で愛おしい。
この真珠達も、日の目に当ててあげたい。
そんな強い思いから私の作家活動はスタートしました。